南インドの芸能を探求する『アビナヤラボ』のムドラちゃんが、インドの芸能や文化、手印=ムドラについて語り、『アビナヤラボ』の最新情報に迫ります
月に一度のムドラ研究会
昨日は、ナヴァラサの練習をしました

ナヴァラサ(NAVARASA)は、9つの味わいまたは情趣という意味
ラサについては、インドの芸術に関する古典学問書「ナーティヤシャーストラ」に詳しく述べられています
インドの芸術表現に欠かせない大切な概念のひとつです

⑴シュリンガーラ(Srngara)=恋
⑵アドゥブタ(atbhuta)=驚嘆
⑶ヴィーラ(Veera)=勇猛
⑷ハースヤ(Hasya)=滑稽
⑸ラウドラ(Raudra)=忿怒
⑹バヤーナカ(Bhayanaka)=恐怖
⑺カルナ(Karuna)=悲しみ、慈愛
⑻ビーバルサ(Bibatsa)=嫌悪
以上の八つに、後世の解釈によってシャーンタというラサが加えられて、九つのラサという意味の「ナヴァラサ」と言われます
シャーンタ(Santha)は平安という意味で、心に何も起きていない状態を指します

ラサにはそれぞれ対応する感情や心の状態があります
シュリンガーラは恋情や欲望
アドゥブタは驚き、感動
ヴィーラは気力
ハースヤは笑い
ラウドラは怒り
バヤーナカは恐れ
カルナは悲しみ
ビーバルサは嫌悪感
に対応しています
俳優がこれらの感情を的確に演じることで、観客はラサを味わうことができると考えられています

クーリヤッタムでは、これらの感情を表現するために、顔と目の表情に重点をおいた基礎訓練をします

昨日は伝統的なスタイルで、床に座って、腕を組み、八つの感情を一つひとつの感情を順番に練習していきました
最後に自分の中を見るようにして、シャーンタの状態に身を置き、ナヴァラサを終えました
このような基礎練習は、何かを覚えたり、一度やって成果が出るものではありません
何度も繰り返すことで、演技する身体に変容していきます

ムドラ研究会でも、また時々練習したいですね


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【2016/08/16 23:03】 | 南インド芸能クラスNEWS
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